美しい畳へ。
男B「タイトルが『美しい国』だから古きよき日本の心を描くのか、と思ってた」
男A「場面設定は兄妹が一緒に住んでる家の茶の間でしたが、『美しい国』とは無関係の金髪ハーフ(豊)の幽霊が登場したり、驚かせられました」
男B「左手の複雑骨折は、いつ治るのかな…」
男A「幽霊なのに怪我を負ったままって、だいぶ可哀想ですよね」
男B「まあね。全身の複雑骨折だったら大変だぜ。出逢った幽霊も仰天でよ」
男A「ははは」
男B「しまいに そいつもコンクリートの床に打ち付けて、複雑骨折」
男A「それにしても一体、どこで出逢ったんでしょうね?」
男B「成田空港とかでしょう。レディ・ガガの来日時には、すげえ活発になるって霊媒師が言ってた」
男A「お互いゾッコンの兄妹のなかに、付きまとう男子大学生や、彼女、旧友などが入り混じり、次第に その関係にも変化が生じてゆくストーリーです」
男B「主人公といえるかな?触りで、妹の真子が 天然だと気付く芝居だった。比べてみると、その時点では 付きまとう男子大学生(笛笛)は、普通の人間だったね」
男A「後にセー○ー服を着る(色々と事情があり)というサプライズもありましたけど…」
男B「意外に足、キレイだったね。すね毛剃ったのかな。そのまま『東京ガールズコレクション』出ちゃえばいいのに…」
男A「香里奈の隣に あの人いたらマズいでしょう!」
男B「どうかな。話は変わるけど、劇場中に張り詰めた気かあったね」
男A「前と後ろに客席があって、演者の一言ひとことに固唾を呑む形でした」
男B「あと、バック音楽を さほど流さなかったことで、会話に集中できたな。だってさ、お兄さんと元カノに イザコザがある場面で、急に“レディー・ガガ”の曲が 掛かってきたら台無しだろ」
男A「レディー・ガガ、もう いいですから!」
男B「音響ついでに舞台美術の話もすると、家のドアは見やすいようアクリルだけど、その他は忠実な再現じゃん。『巨人の星』のちゃぶ台しかり、タンスしかり…」
男A「えぇ、たしかに」
男B「ただ一点、畳だけは木台の端によ、レディー・ガガの髪の毛のようなグリーン・テープ貼ったのを組み合わせただけなんだぜ」
男A「レディー・ガガは、もう帰国させて下さい…!あえて畳を敷かず、そこだけ正確には再現しなかったのは何か理由があるのでしょうか?」
2013/03/03 15:11
ご来場ありがとうございました!
「観てきた!」コメントありがとうございます。
楽しんでいただけたなら幸いです。
制作補佐 西山