決めるのは、あなた。
男A「地球温暖化がもっと進めば、有能な人類の遺伝子を守るための“方舟”って、案外、現実的ですね」
男B「まあね。ただ、ガリレオなんかそうだけど、生きてる間に世の中から評価されるとも限らないよな」
男A「うーむ、難しいですね…」
男B「だからさ、有能な遺伝子の卵的な人を、その“方舟”に入れればいいんじゃないの?」
男A「例えば、誰?」
男B「やっぱり、ダンディー坂野。あと、狩野英孝も対象だぜ」
男A「たしかに、ブレーク後、今現在は あんま評価されてはいませんけど…」
男B「将来的に人類は一日中寒いギャグを言い続ける集団になってな。でも、地球温暖化には効くぜ」
男A「余計、人類の前途が危ういですから!」
男A「舞台は、秋葉系のオタクといい、元弁護士先生といい、激キャラな面々でしたね」
男B「秋葉系オタクは、可哀想な奴だったな」
男A「うん、うん。あと、客席側からの登場シーンも多かったような気がしましたけど」
男B「俺、毎回、途中から お客さんが入場してきたかと思った…」
男A「まあ、人影見えた時は」
男B「やけに堂々としてるな、と思ってたけどね」
男A「まるで、TBSで昔放送してた、『サバイバー』みたいな物語でした」
男B「まあね。“方舟投票”をさ、日テレの『笑点』メンバーでやったら面白そうだろうな」
男A「皆さん元々、御年配ですけど…」
男B「誰が生き残るべきか大喜利で決めてさ。司会はロボットな。たまに、歌丸師匠が落語芸術協会会長の権力を見せつけたりしてよ」
男A「あっ、もう、大喜利の回答とか関係ない…」
男B「で、結局、みんなの総意で林家喜久扇師匠が、初めに処理されてよ」
男A「…」
男B「その光景を見てた、笑点メンバーが泣き出して、『もう、大喜利で決めるのは、止めよう!』『こんなの、悲しすぎる!』って団結してさ」
男A「で、どうしたんですか?」
男B「えっ?、そりゃあ殴り合いだろ」