満足度★★★★★
ベケットの普遍性
ベケット後期の作品から4つの短編「オハイオ即興劇」「あしおと」「あのとき」を英語で、「行ったり来たり」を英語とアイルランド語の2つのバージョンで上演する。難しいと言われるベケット作品の原語上演ということになるが、ベケットの作品の特質を知る為に、研究者は無論のこと、一般の方も観ておくのが良かろう。英語は苦手の方(作品の字幕は無いので、白水社から刊行され、今は絶版になっているベストオブベケット2,3巻とベケット戯曲全集の3巻を事前に読んでおくか、事前に問い合わせて翻訳資料が残っていれば、劇場ロビーで入手可能である。)(4作品の翻訳300円)。
英語は大丈夫という方は、公演前に演出家によるプレトークも英語で楽しんで頂くと良い。(通訳つき)