満足度★★★★
電光石火一発座「Crazy talk floor another memory」観ました
4年前の前作は観ていません。名古屋・ナンジャーレでの公演は数回観ています。
いつもの公演に比べ、かなり抽象的なイメージを推した美術。
世間から切り離された隠れ家に集う傷ついたこころと、彼らに関わる人々のゆるやかな関係。危うさと確かさを共に兼ね持つ、ひとりひとりの姿。
この題材だと、陰惨な方向に行きがちだけど(カッコー…)、大事にしたい世界だと感じさせる作りになっていた。
違う価値観を持つ外来者との、メリハリある対比をもっと見てみたかったとも思う。
自然体の会話、演技が特色の団体だけど、今回は美術の関係もあって、出入りにもう少し身体の切り替えがあるとよかったかも(と、一緒に観たダンサーの方がアドバイスしてました)。
漆黒の舞台が似合う(真白にしたらどうなるだろう?)、へたに触れれば壊れそうな、幻想を感じさせる舞台。