「テヘランでロリータを読む」 公演情報 時間堂「「テヘランでロリータを読む」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ロリータ
    開演前と終演後の、ステージに映るちょうちょの灯りがキレイ。受け入れ体勢もいい。チラシのスタイルや、タイトルのペルシャ文字な感じは好き。

    ネタバレBOX

    イスラムなテヘラン。「先生」と呼ばれる人が少女らを集めて、教えに背く「ロリータ」とかを読む「木曜日のクラス」を行っている…。

    イスラムの若い女性の閉塞した感情と宗教観の衝突が見もの。女性だけでなく男性の鬱憤も含まれているとこがミソ。

    日本より極端に制限のかかったイスラム世界に生きる「若い女性」の叫びが聞き取りにくかった。想像が及ばなかったというか、外から眺めてしまったというか。マーナー(阿波屋鮎美)が、派手なアージーン(平佐喜子)に嫉妬するとことかは、スッと受け入れられるけども。
    神を信じる信じないってマフシード(ヒザイミズキ)が興奮するシーンも、心で理解できないというか、精神的な隔たりが大きくて受け止め方に困った。

    HH(ハンバートハンバート)は、HHであり、検事であり、空想であり、女性らの心を揺らす存在であるけども、「ロリータ」は彼女らにとってのなんなのだろうか。「逃げ出す」ということの象徴として、信仰の対象のようなものだったのかろうかしら。

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    2013/01/20 22:57

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