【舞台版】絶体絶命都市  ー世界の終わりとボーイミーツガールー 公演情報 劇団エリザベス「【舞台版】絶体絶命都市 ー世界の終わりとボーイミーツガールー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ゲームはしていませんが
    概要は知っていたんですが、舞台で話しがどう展開するのか楽しみにしていたのですが・・・。なんというか説明不足で今ひとつ感が拭えませんでした。役者さんが頑張ってる分、脚本がう~んかなぁと思いました。 (約90分)

    ネタバレBOX

    開演15分前に舞台中央のヒビの入った2m四方の台座に主人公らしき男の子がPSP始めたりしてぐてってして、引きこもりらしい感を出していて、開演は暗転もしないで舞台4隅に同じようにヒビをモチーフとした椅子もって男女1:1の4名が座って会話して始まりです。(中央の台はヒビのトコが光ったりしてカッコ良かった)主人公モノローグ台詞から集団ダンスでオープニングです。
    地震で壊れた街を歩くうちに主人公の須山くん19歳は、ハイテンションな不思議系の女の子=春:22歳と出会い行動を共にします。春はサバイバルに長けているようで、コンパスやリュックなどいろいろアイテムを見つけてきます。(コンパスのコントと踊りは受けた(^^)殺人の容疑者=エンドウミズハがうろついているので注意をと、通りかかった警察官に言われたりして、春の目指す=心配してるおじいちゃんがいる施設への道行きを主人公と春は共にします。
    それとは別に道端で飢えて動けなくなった方向音痴の女学生ササイを見つけた風俗ライターの吉村公佑(よしむらこうぞう)は手持ちのカロリーメイト(チョコ味)を渡して助けますが、この吉村のカロリーメイトは要所要所で活躍するのです(^^)提供に大塚製薬絡んでるのかしら(^。^;)=笑えましたのでOKであります。
    さて美人過ぎる市長の登場なのですが、市長と連呼もせず。いまひとつインパクト以外無かった・・・考えるべきではなかろうか?先にぶっちゃけるとこの市長が地震の混乱に乗じて悪さする黒幕さんなんですが、あまりその辺も説明が深くは無く理解がし難かったです。(耳と尻尾のついた白のもこもこハーフコートは可愛くて素敵な分使いどころが残念であった)
    殺人の容疑者として追われるエンドウミズホは姉のマンションで見かけた黒服の男が姉の死と関係があるとにらみ、姉の部屋のオルゴールの中のメモを標に逃亡を続けます。
    春は途中で会ったクズハラNSの情報で施設で亡くなっていた春の会いたかったツクダのじーさまを見つける。
    NSの言葉から須山は春がどうやら何かしらの病気持ちとわかります
    時々出てきた頭に包帯巻いた白衣の記憶喪失の男は、避難を続けるうちにライターさんらと出会い徐々に目的を思い出す。その記憶の中にあるキーワード=エキドナ。世界を終わらせる・・・らしい
    女学生の兄は美人過ぎる市長の元カレであり、市長の不倫疑惑に関与して自殺したらしく。妹はその市長を刺そうと崩壊した街をさまよっていた。
    姉のメモからエンドウはエキドナの白い箱を見つけます。そして女学生はCDを見つける。これはエキドナ=殺人ウィルス製造に関与した人物のリストが入っているらしい。市長も関与してるので、その市長を愛する黒服が独自にCDなどの回収に動いていた。なんとか市長側からエキドナを取り戻した主人達ですが、市長はヘリで逃亡。エキドナはUVに弱いので、太陽光の下で箱を開ければ死滅するが、最初に少しモレる分で開封者は死亡するという情報をライター吉村はエキドナを作る為に高校生だった自分と家族を捨てて市長ラブと箱に書くような父コウゾウの情報から知っていて春たちに伝えます。
    実は春の病気は深刻なもので、施設外での行動が長いと死に至るほどだった・・・。でも春は自由に動けることを選び自分の最期をエキドナと共にして皆を救います。須山に強く生きることのメッセージを残して・・・・。(このシーンで主人公に降るのはドライアイスの雪です=凝ってる!)
    死んだと思ったライターさんは身体に持っていたカロリーメイトで助かり、CDを託され。サクラの散る中、主人公達は行き続けます。なんですが・・・。
    エキドナの箱開けるのが人でなくても紐で引っ張ってもよいのでは?(これ回避するなら、指紋照合システムがある→特定コードは解除したから誰でも開けられるけど、人が開けないとダメ。&地震の混乱に乗じたエキドナの人体実験したいからタイムキーがあって、あとわずかで開放されるとか時間制限とか付加するべきだったのでは?)
    世界が終わるというよりも、都市とタイトルついてる分。都市レベルでの悪党の実験とした方が説得力高いと思う。
    原作となるゲームは未発売となった4を含め4作あるが、崩壊した場所からの脱出という基本が舞台では感じられなかった。
    何万人都市とか、ジオフロントとか場所の説明が欲しかった=全体に説明不足=説得力不足が多く感じたです。
    春の病気にしてもゾナハ病みたく架空な病名でもいいから付けて、NSが不用意にもらした病名を気にした主人公がネットに繋がったモバイルで調べるとかして知る=観客に説明するといったこともした方がよかったのではと考えたです。市長にしても美人過ぎた上に妙に有能=殺人ウィルスなどの開発などで企業の裏金を市の財政にまわして、舞台の都市が妙に裕福とか、設定をつけるべき=説明=観客説得をするべきではと思った。
    上記考えると詰め込んで100分前後の脱出劇にしたほうが良かったのではなかろうか?といろいろ考えてしまった舞台でありました。
    Gemeが3まであったかー、ぜひやってみようと思ったさー(^^)
    ちなみに原作どおりにCD出したと思うけど、いろいろお笑い要素もカロリーメイトでとっていたんだから、CDと書いたメモリーステックにしても良かったのでは?→「これCDじゃなかった?」と突っ込み台詞一つで笑えるし、時代にも即せそうですよねー。オープニングでも暗転使わなかった分、時々の地震などでもっとライトや暗転で、迫り来る都市崩壊=脱出を急げ!という緊迫感出せたのではなかろうか?

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    2013/01/17 21:55

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