満足度★★★★
面白かった〜〜
いつのまにかオカマちゃんになっているお兄、不登校から工事現場の交通整理で生計を立てている妹。
オヤジは何度目かの結婚をしていて、出来のいい異母兄からは疎まれている、ま、裏街道を生きている兄妹のお話。
とにかく相変わらずひたすら笑わせてくれるところが『青い鳥』。でも、帰りの電車でストーリーをじっくりと思い返して噛み締めてみると、そこにある、現代の、壊れた、かすがいを失った家族の姿が見えてくる。舞台の上では笑いだけで語られていたことがらも、おそらく実際に起こってみたならそこにはいろいろな憎しみや疎外がべたべたと貼り付いたおぞましい姿になるのだろうな。
でもそれを笑い飛ばすだけの余裕を持てることに、今は感謝しよう。