期待度♪♪♪♪♪
テーマ
しっくりくるテーマだ、イワト劇場が去年閉って、寂しい思いをしていたので、黒テントの人が出るのは嬉しい。これは、ぜひ見にゆきたいのである。実際、東電の発表ですら、現在、毎時1000万ベクレルの放射能を出すだけの核種がダダ漏れしているという現状は、殆ど看過されているが、これは、我ら人間だけの問題ではない。生きとし生けるもの総ての大問題である。承知のように放射性核種の怖さは、高いエネルギーにある。我々生き物の細胞は、それぞれの関係が非常に弱い力で繋がっている。エネルギーを低く抑えているのである。たとえば、DNAなどの二重螺旋もこのように弱い力で繋がっているのだが、その力が最も弱まるのは、転写の際である。何れも弱い力で繋がっている生体組織を物凄く高いエネルギーが分断するとどうなるか。当然、それは裂かれ、そのまま死んでしまうか、間違った結合をしたうえでそれをもとに転写を繰り返すことになる。一過性の放射線(ガンマー線など)は、それでも通り抜けてしまえば、ダメージはそこまでで終わると考えられるが、アルファ線など、透過力の弱いものは、内部に留まると、周囲の組織を単位時間ごとに毎回破壊する。これが繰り返されれば、組織自体が本来の再生能力を失い、所謂、放射能による様々な疾患となって現れるのだ。毎時、1000万ベクレルという値は、生物体の体内濃縮なども考えれば、とんでもない脅威であることは明らか。不正も噂される今回の選挙で大量当選した自公は、恰も、国民の信任を受けたかのように振る舞い、原発容認、新設さえ目論んでいる。こんな時代だからこそ、これらのテーマを真剣に考える必要があるのだ。問題は、人間の命だけではない。地球上に存在する総ての命である。その命に対する脅威である。