見応えあり
【俺とあがさと彬と酒と】を観劇。
関東の劇団・DULL-COLORED POPと関西の劇団・悪い芝居の二本立て。それも同じ女優を使っての芝居。ほぼセットはなく、芝居、台詞のみで進行していき、片方が精神性の世界を描き、もう片方はマクベス夫妻を描いている。まだ若手の部類に入ると思われる劇団だが、内容が濃く、こんなに重い芝居を作れるなんてかなりの驚きだ。各一時間の芝居だが、見ごたえあり。
最近の若手の演劇界の潮流は、踊り、音楽、口語演劇が主流のように思われがちだが、先ずは戯曲ありの演劇本来の形に戻っているのだろうか?
そんな事を考えさせられる二本立てであった。