忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    大阪に持っていくべき作品?
    ボクラ団義を何作か観ている人にとっては「いつものやつ」がさらにグレードアップして時代モノを作り上げた!と楽しめる。
    一度しか観ないのはもったいない。

    ただし大阪で上演すべき作品かというと、そこは少し疑問がある。いくら近年すごい勢いとはいえ、まだ大阪で観たことがある人=ボクラ団義の「文法を読める」人が多くないところへ持っていったら、なんかすげえ怒濤の伏線回収だな、という感想で終わっちゃうんじゃないかと。なので作品自体とは別のところで星ひとつ減点。

    ただ信長を暗殺しても時代は変わらない、世の民に時代が変わることを強烈に印象づける事変を起こす必要がある、という視点はいかにも演劇っぽくてそれほど新しい切り口ではないのかもしれないが、この完成度で見せられたらただ驚くしかない。

    ネタバレBOX

    お市と風花が入れ替わるところはわりとわかりやすい、伏線の伏線が用意されているものの、これは久保田唱お得意の「誤誘導」すなわち天唾の術。流れ自体はこの方向性で合ってる。そして信長の正体が明らかになったところで、そこかー!という驚きと楽しみが待ってる。

    0

    2012/12/26 15:35

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大