祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】 公演情報 Bunkamura「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    1月の蜷川バージョンも楽しみ
    荒みきった町で起こる凄惨な出来事を、今の日本と重ねて見ていた。自分と身近なコミュニティーのためだけに生き、外部のことは利用または排除、抹殺することしか考えない。そんな浅はかで残虐極まりない人物ばかりなのに、愛らしい。
    人間は暴力(拳銃)や他力本願の妄想といった誘惑に勝てず、快楽とひきかえに未来を差し出してしまう。見るからに愚かな登場人物に次々と共感してしまうのは、一人々々が抱える背景がコツコツと描かれ、舞台にずんずんと積み重なっていくからだと思う。
    上演時間は失念。休憩2回。ロビーで「奥様お尻をどうぞ。」DVD、KERAさんのハヤカワ演劇文庫などをゲット。パンフも。

    ネタバレBOX

    最初、蜷川さんの演出かと思った(笑)。映像がまた素晴らしくて「百年の秘密」同様に涙々。三姉妹の黒皮ブーツ素敵。「紙風船」もよかった。

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    2012/12/22 00:39

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