「養成」の限界・・・
※評価不能(するなら -5★)
一言でいえば・・・・・・
「オメェーら、2年間も何やってたんだっ!バカ野郎!!」
ですな。
第一期生の『リハーサルルーム』には、ほんとに感動させられた(いま思えば、この時から「牙の抜けた感じ」はあったけど)。
でも、年々、小粒になってて「ヤバいな・・・」とは思っていました。
で、とうとう・・・って感じですな。もう、がっかり・・・。
2回分のチケットを買いましたが、1回で「もうたくさん」。
勿体無かったけど、近場にあげる人もいなかったので棄てました。
一期生からみてきて言えることは、養成機関がしてあげられる事には限界があるということ。
はっきり言って、新国の演劇研修所は日本一だと思います。
毎月6万円の給付金もらって、国内トップレベルの講師陣たちの授業を受けられる環境って無いでしょ。普通は、バイトして赤貧に苦しみながらも「自分は、好きなことやってんだから」って頑張ってるのが殆んどです。
つまり、それだけ恵まれた環境で養成されても、その人に素質が無ければ育たないってことです。
もっと選考について真剣に考えるべきだと思う。
「どういう人を採るのか」ってことを考えなきゃダメだ!
新国の子たちって、皆お面でもつけたみたいに同じ感じがするんだよね。
「没個性的で言われたことをきちんと守る大人しい優等生」タイプなんて、公務員としては優秀でも「俳優」としては使いものになりません。
この期に関して言えば、
『抱擁家族』を観たときに、こちら(観客)側へ訴えるエネルギーが極端に弱い子たちだなと思いました。ま、ストーリーも単調で、しかも暗い内容だったので不完全燃焼なのかな・・・と都合よく解釈。
『ハーメルンの死の舞踏』あたりから、「あれぇ~、ハズレかなぁ~」みたいな嫌な予感が・・・。
そして今回。ブチ切れちゃいました。