満足度★★★
「お姉さんそこが庭じゃ全然違う家の話になっちゃうよ」「この村で裁判所の話が聞けるなんてねえ」ベケット《勝負の終り》、安部公房『友達』、別役実に似過ぎた(というか摸作的な)導入部。カフカ的な司法官が姉妹の絆を破壊するが、どっこい病弱だった姉は、という前衛派のパッチワーク的な構想。現実の大きな状況との緊張感が無いので何となく締まらない。いろんなタイプの女優が見られる劇として貴重か。
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2008/03/24 10:04
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