Zero Plus 公演情報 白狐舎「Zero Plus」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題542(12-285)
    19:00の回 (曇)。18:37会場着、受付。質素な舞台、腰掛け用のベンチがあるだけ…一時帰宅者のためのツアー、4組の男女、それぞれの10年と今、そしてこれから。最前列はパイプ椅子、2列目から備付の椅子。上演時間2時間の予定。18:57前説(場内アナウンス)、19:02雨の音、暗転、いくつもの傘が拡がる〜20:54終演。選挙になり原発に関してさまざまな政策が語られています。本作、4組の登場人物、同じ時間を共有しこの「場所」にいながらも、違う想いが舞台上を彷徨っているようでした。想いを引き裂くようなヘリの轟音、激しい雨がもたらすもの、足元の大地に染み込んだもの。
    終演後、吉水さん、白石さんにご挨拶。白石さんは青果鹿スタジオで一人芝居を見ていたのに最初わかりませんでした(すみません)、この方しかいないとはわかるのですが、声を聞くまで何となく(メガネ、帽子、役柄でずいぶん変わるものです)。

    ネタバレBOX

    『故郷を失った人々』と記されています。当パンにある(左)女性と(右)男性のペア、時間を図っていたわけではありませんが、一組15分×2、同じ時間を4組が共有しています。
    雨があがったり、ヘリが飛んできたり、それによってこのツアーの参加者たちは、個々の事情でこの地にやってきて、それぞれの物語をみせてくれるということです。

    兄妹、同級生、婚約者、父娘...髪を整えてもらう父..私も娘にやってもらうことがあり、少々感じ入るところがありました。

    お話は、一人の男性を通じて繋がり、その「将来」については誰も語れないのかもしれません。

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    2012/12/05 22:01

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