満足度★★★★
祝10周年
見ているうちに複雑にも思えた6作が継目なしで進行して行くが、終ってみれば1本の回路を成した作品のようにも思う。作品そのものがラビリンス的な舞台というか。
前川作品のチーム申の過去作「抜け穴の会議室」も彷彿。
同時に物を見てても、自分が見た物が他者の見た物とおんなじ物を見ている訳ではない、主役をあてがいイニシアチブとって進む話ではなく、誰もが主人公になり得る話の数々。
舞台を覆い尽くすかのような大きい書棚、淡い色合いの衣装、多様な役割ばかりなのに緩急つけた見せ方をしている役者陣も良かった。約140分。
一度見ただけで内容理解出来た!とは言わないけど、今後もブルース・リーの名言を心に刻み、応援して行こうと思います(笑)