満足度★★★
わかっちゃいるけどやめられない。舞台の“調子”に慣れるまでは、台詞やら音楽やら鼻についていた。でも、その“調子”になれてしまえば、なかなか心地よい空間が広がる。慣れというのは怖く、それこそダメな人々が生活するアパートの居心地のようで。……えっと、もちろん感想的には悪い意味ではなくて。わかっちゃいるけどやめられない。そういうことなんだろうね。群像劇らしい群像劇で、オフビートな人々のキャラクタが生きている。最後のやりきれない爆走感だって好感を持たない理由はない。だからこそ、120分強は冗長でしかない。そこが酷くもったいない。
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2008/03/03 00:49
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