満足度★★★
聴覚と視覚で愛でる日本美
舞台芸術の美しさがたまらなくドツボ。早く始まってくれ、魅せてくれ、という気持ち。摩訶不思議で少々畏怖感がある心持。俳優さんも若手ではきちんと鍛錬をされている方々だと。動きがしなやかでたくましい。惜しむらくは、雅な言葉であるが故に、語尾が高音になると聞き取れないと言うこと。あー、くそー、そこ小さい声でもいいから耳に響いてきてくれれば最高!みたいな。やっぱり泉鏡花なだけあって、観客に中年層もいるので。言葉が分からないレベルじゃなく、音が拾えないレベルだから。想像や音楽だと感じれれば問題はないけれども。しかしながら肉体も美術だよなあ。衣装も素敵。主宰の方が最後に登場で渇望していた気持ちが潤った。もうファンです。