満足度★★★★
役者の業
業界人向けか。日本の演劇人の多くが、我が事として見れるような内容である。小劇場演劇に携わる殆どの演劇人が、演劇では食えない。これは現前たる事実である。而も、ぽっと出の何の取柄も無いような連中が、アイドル扱いされて事務所のプッシュだけで大金を稼ぎ、すぐ飽きて捨てられる、スターシステムも間近にある。夢と現実の狭間で、演劇を諦める者も多くいる。業界人なら誰でも知っていることであろう。
そんな背景があるから、この物語は、変にカッコイイ。革命の仕方がクールなのである。演出レベルのちぐはぐがあったが、まあ、許容範囲である。何より、役者のみならず、表現する者の業を描いたのだから。
2012/09/02 04:01
劇団フルタ丸「うつくしい革命」をご観劇いただきまして、誠にありがとうございました。
☆五つに今一歩届かなかったこと、悔しく思います。
次の公演では満点をいただけますよう精進いたします。今後のフルタ丸の活動にご期待下さいませ。よろしくお願いいたします。