満足度★★★★
満足満足。
おもしろかった!
とくお組の舞台には概ね言えることなんだけど、セットの完成度が凄く高いんだよなあ。
『常夏の星』では、潜水艦に車が突っ込んでるセット。モノホンの車を使用しているところも唸りどころだけど、なんと言っても細かなところの凝り方が半端じゃないところがね、最高。配管の具合・・・イイねー!(←しかもストーリー上、そこまで凝る必要が無いというのもイイ!笑)
最も唸ったのは、地下都市に通ずる管の内部。なんか内臓のようなもので飾られてるんだけど・・・これ、本当に凝る必要のないところなんだよね。てか、ステージに向かって左側の端の方の観客からは見切れてるんじゃないか?笑
なんか学ランの裏地に虎や龍を仕込む中高生みたいだよ(今時そんな奴いねーか!)。 セットを構想する時、組み立てる時・・・さぞかし楽しいんだろうなあ(笑)
脚本もいい具合に凝ってる。2つのストーリーから成ってるんだけど、その片方は劇中劇のような雰囲気を漂わせてるんだよね。でも実際は、同時系列の話で・・・。ま、この2つをくっつかせる為に、ものすごい力技でねじ伏せるんだけどさ(笑)
役者もイイ!配役もイイ!ほぼ完璧だと思います。
とくお組のコメディって(特に、エチュードに言えるんだけど)、頭の良さがにじみ出ちゃって鼻に付くところがあるにはあった(しかも瞬発力では、バカという名の天才に負けちゃうんだ)。松本人志の雰囲気をマネていた、かつての千原ジュニアのように。でも、今回は良い塩梅だったなあ。「センスを潜ませたい感」が表立ってなかったのが、凄くヨカッタ。
大満足の舞台。