満足度★★★★
なかなかだが、ちと物足りず
上演時間4時間15分、休憩3回。定番の古典が少なくフェッテ合戦にはならず。表現系が多いのが特徴。コンテは現代と古典の折衷のような半端な印象の作品が多かった。洋舞から脱却してほしい。(1)サレンコ/シムキン「スターズ・アンド・ストライプス」:見せ場の少ない作品で、このコンビでも盛り上がりに欠ける。(2)フォーゲル「モペイ」:なかなかよい。ただしコミカルな個所は似合わない。(3)ブシェ/ボァディン「幻想~白鳥の湖のように」:作品はよいが、世界に入り込めず。(5)デュポン/ルグリ「扉は必ず・・・」:さすが。絵になる。(6)セミオノワ/ゼレンスキー「海賊」:ゼレンスキーが奮闘し、このあたりから会場がわき始める。往年と比べてはいけない。(8)ロパートキナ「瀕死の白鳥」:本日最大の目玉。ポールドブラもバドブレも圧巻。(12)ゴメス「パガニーニ」:自作自演。面白い!(13)ロホ/マックレー「ラ・シルフィード」:この演目ではロホの見せ場がほとんどない。(14)ロス/ロマン「ブレルとバルバラ」:ベジャール愛弟子の貴重なダンス。年齢的に見納めか。(18)ノヴィコワ/サラファーノフ「ドン・キホーテ」:楽しんだ。でもあの特別プロ全幕2日目の後では厳しい。