満足度★★★★★
陰翳を礼賛す。仄暗い舞台にゆらゆらと立ち上がる谷崎の世界に酔う。時間の流れ方が非常にゆっくり濃密になっていく。ごくごく真っ当に原作と向き合った結果、誠実な舞台になったという印象。原作の言葉の強さと、仄暗い舞台に浮かぶイメージが見事に合致。なるほど、陰翳とは確かに美しい。
ネタバレBOX
0
2008/02/28 01:12
このページのQRコードです。
拡大