非実在少女のるてちゃん 公演情報 笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    表現=人
    のるては色々かわいい。

    ネタバレBOX

    非実在青少年規制条例が提出され表現の自由が脅かされそうになる中、漫画の神から遣わされた魔法少女・冷泉のるて(伊集院聖羅)は、魔法の力が使えない状態でなんとかそれを阻止しようとする…。

    討論会などの会話が主軸の舞台で、ストーリーは二の次という感じ。規制派の高校教師・津川(田中浩之)が、不当逮捕された教え子を守るために反旗を返すとか、全体的にキャラは立ってるけど人の描写が弱いと思った。それでいい舞台なんだろうけど。
    とはいえ十分楽しめるし、興味深いテーマを扱ってそれを提示するいい作品だと感じた。話の内容も国会で実際にあったことで、それを二時間で要点を抽出してみせるという意味で付加価値のついた公演だった。一見、規制派が頭おかしいように(反対派は冷静に)描かれるけど、かなり突飛な規制なんだろうということは伝わってきた。

    『本を焼く国ではいつか人をも焼くようになる』 ハイネ
    『ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき~
     ナチスはついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した。
    ――しかし、それは遅すぎた』  マルティン・ニーメラー
    『大衆は女のようなものだ。
    口では自由が欲しいと言いながら、強い者に支配されたがっている』 ヒトラー
    が印象に残った名言。

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    2012/08/04 23:56

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