組曲『回廊』 公演情報 空想組曲「組曲『回廊』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    大変満足♪
    キーワードは「カクテル」?
    出演者それぞれの味・個性をうまく配合して作り上げた各短編が、絶妙のバランスで組み合わされて1本の作品を成す、という二重の意味において。
    また、事前に目にしたネタバレではない感想にヒントを得て冒頭から注視していたこと、ならびに同系統の作品が好きなことから、全編の軸となる表題作はある程度察しがついたが、3話目で明かされる真相がそれを凌駕するものでその発想に驚愕。
    また、序盤で祐二と深月の二人に注ぐ眼差しの柔らかさが抜群の中田顕史郎、登場の度に設定を体現する武藤晃子を筆頭に、2人のコメディエンヌ(川田希は意外?)、ゲストの佐々木姉妹などオールスター的なキャストも贅沢で、非常に満足。

    ネタバレBOX

    ちなみに、ヒントとなった「事前に目にした感想」というのは「2回目だったので最初から泣けた」的なもの、それに序盤の顕史郎さんの「ある表情」も加わり、梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」的なものか?と思ったのだった。
    あと、冒頭で「SF」という言葉が出た時に藤子不二雄の「少し不思議」を思い浮かべたら、終盤に出て来たり、いろいろ「読めて」、バーを舞台にした作品中に「小説を読んでいて作家の気持ちがワカるような」的な台詞が出て来た時には「まるで今日の心境じゃん!」とビックリ。

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    2012/07/29 19:48

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