象のいる部屋 公演情報 劇団恋におちたシェイクスピア「象のいる部屋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    集団・社会のむずかしさ
    異常な環境の下、どのように振舞うか、振舞えるのか。
    登場人物を熱演されていて、観ていて胸が痛くなるようでした。劇場に満ちる緊迫感がものすごく、息を詰めて観賞しました。

    ネタバレBOX

    内容は、ゴールディング『蝿の王』の縮小版といった感じです。航空機事故により無人島に隔離された男女5名。楽観論が先行したこともあり、最初はぎこちないながらも集団の秩序を保っていたが、やがて本土と連絡がとれない不安から、彼らの間には疑心や亀裂が生じてくる。森の中にかつて人のいた形跡を見つけたとき、物語は大きく変動する――。
    人には所詮自分の見えているものしか見えない。登場人物の背景を、観客である自分は知ることはできても、劇中の人物である彼らは知らない。孤島の小さなコミュニティはなにを象徴しているのだろう。

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    2012/07/23 17:43

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