満足度★★★★
ドンデンにつぐドンデン 中盤までは、半分ミュージカルか、と思うほど歌が多用され、その歌詞によって、内容が説明されるのか、と思いきや、その要素も捨てずに、中後半からは、ドラマの作りに変容、その後、話はドンデン返シに次ぐドンデン返シ、推理をしても面白い展開なのだが、内容上も様々な解釈を可能とするだろう。論理に対しては背理が用いられ、、其処に別様の解釈が、役者の身体を通して殆ど暴力的なまでに事態を急展開させるからである。テイストとしては、ロートレアモンの”マルドロールの歌”に近いかも知れぬ。何れにせよ、ヒトの心の不気味を描いて興味深い。
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2012/07/21 00:28
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