Doll Castle ~人形の城~【当日券あります】 公演情報 Souse「Doll Castle ~人形の城~【当日券あります】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    脚本/演出が好み
    最初のうちは、残念な感じかもって思っていたが、
    次第に舞台の中へ惹き込まれた!
    映像化しても面白い作品と思えた。
    上演時間約2時間。

    ネタバレBOX

    生と死の狭間にある人形の城。
    ここには持ち主から捨てられた人形たちが住んでいる。
    主人は作家の先生であり、ここでの生活は全て作家のシナリオで
    描かれたものである。
    そんな所へ男が迷い込んで来る。

    男には幼少のころ、とても大切にしている大好きな女性の人形がいた。
    これは母親にもらったものだ。
    そして、大人になったら彼女と結婚するという夢をもっていた。
    男は人形に求婚する。「僕が大人になったら結婚してね」と。

    しかし、母親は男を捨て家を出ていく。
    その憎しみが母親からもらった人形へ向けられる・・・。

    男が大事にしていた人形がここに住んでいたのだった。
    しかし、既に男には幼少時の記憶はなかった。

    男はどのように記憶を思い出すのか、その時どんな行動をするのか。
    そんな物語を描いた作品。

    誰でも楽しめる内容でありながら、謎解きを含んだ展開であり、
    なかなか楽しめた。
    全部観終わってみると、少しありきたり感がしないでもないが、
    良く考えられた作品であり、個人的には好みであった。

    ミュージカル仕立てになっていたが、役者陣がダンスを頑張っていた印象。
    音楽に合わせたダンスが中心であった。

    また、要所に映像をとりいれていた。
    映像自体はちょっと安っぽい感じがしなくもなかったが、
    これが次の展開への想像を膨らませる役割となり、個人的には良かった!

    役者陣では、ユリ役の須藤美樹さん、作家役の米倉啓さんが
    各々の役割を雰囲気をもって演じており個人的には良かった。
    あと、案内人役の建部裕子さん、カルロス役の寺澤俊彦さんも
    個人的には好感をもてた。

    最後、映画のように出演者、スタッフの全員のテロップが流れる様、
    その後の最後の最後まで観客を楽しませようとする演出も好みだった。

    受付の方々の対応、パンフレットのキャスト紹介の写真も良かった。

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    2012/07/08 09:30

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