満足度★★★★
後半は、話芸で魅せる。
3作品の中では、一番コミカル。
コミカルに見せて実は深い・・・ということは、多分ない(笑)
「後半ネタばらし」系の芝居なんだけど、前半のドラマ部分(?)の気狂い模様が凄く良くって・・・それだけで1本の舞台として十分な濃度をもっていて、しっかりと創られてる感じ(つまりはキュートでポップでゲスでバカを、とことん突き詰めてるってこと 笑)。
となると、後半のネタばらし部分は、ダレるというか、「後半無くても良かったんじゃね?」ってことになりがちなんだけど…藤吉みわさんの芸で、バッチリまとめあげてるんだよなあ。
藤吉さんのあの「話芸」は、どこかの舞台でも披露してた気もするんだけど…どの舞台でのものだったか思い出せない。リジッター企画だったような気がするんだけど。
ものすごくおもしろいし、「やっぱ藤吉さん好きだなー」って思うんだけどさ…ちょっと安い感じもする。器用な奴なら、あのレベルの「話芸」はできるのかな、って。少なくとも、10数年前に都立大の自転車サークルに所属していたY君はできた(笑)
高いポテンシャルと熱意をもってる女優さんなので、主宰作品では、意識的にプロの技を見せてほしい気もする(今のままの藤吉さんでも良いんだけどね…そもそも主宰作品に出演なさるかわからないんだけどね 笑)。
それにしても、布教隊助手は、一体なにを撒いてたんだ?笑