満足度★★★★
馬鹿はやっぱりバカじゃない
ギャグ家族ものなのかなあ?と思って見に行ったら、思いの外しっかりとしたストーリー構成で期待以上でした。
家族関係は複雑すぎてついていけません。とりあえずわかるのは、血の繋がらない他人の家族。でも、なんか仲良さそうなんだよなあ。平和です。
その家族をストーリーをしっかり進めることで操っているのが兄。この人が無鉄砲なバカなんだけど、ストーリーを進めているのが兄だとわかると全然ばかじゃない。やっぱり馬鹿は馬鹿じゃない!
そして、死んで存在しないのになんか存在感ある父親の姿。これってどこから出ているんだろう?面白い。
密かにかけられた伏線が最後にきれいにどんどん外されていくストーリーはブルっときました。
ストーリーを思い出せば思い出すほど、このストーリーの深さに気がつく。でも、舞台は軽いテイストで書かれているので、気軽にゆったりと見れます。