満足度★★★★
面白かったです
事前にここのクチコミを読んで、ある程度わかりにくい話なんだろうと心構えができていたので、面白く見ることができました。
私も実体験で、FBを通じて四半世紀ぶりにつながった友人たちと小学校時代の思い出話をしてあまりの記憶のあいまいさに驚くことがありました。
例えば、私は自分を富小(学校)出身だと知っているのですが、ある友人が「門小だったよね」と何度も言うので、一瞬、そうだっけ?とか思いました。その上、その友人と同じ小学校で遊んでる記憶まで浮かんだりして。
このお芝居の、曖昧さ奇妙さはそのまんま、ひとの記憶の不確かさを現わしているように思えました。
主人公の男が惑い過ぎているのは、四十という年齢以上に作家という性質にある気もします。
あと、犬、どう見ても犬じゃないけれど、かなり犬らしかったです。