満足度★★★★
独特の空気感に圧倒される。始まった瞬間からその独特の空気感と質感にしびれてしまった。一見ホラーかと思わせるような暗い作りだが、演出も務める寺十吾が出てくると、独特のユーモア感があり、不思議な魅力の作品に仕上がっている。寺十吾の存在感が圧倒的。母親役(クマコ)を演じた大高洋子が、どすの利いた台詞回しで芝居を引っ張っている。これまた魅力的だ。ただ、登場人物が多く、ひとりひとりの役どころがつかみきれなかったのが残念。たぶん、2回、3回と観ればますます面白くなっていく作品だろう。
0
2012/06/11 01:09
このページのQRコードです。
拡大