満足度★★★
性 思春期の女の子、男の子と社会の中の建前と本音。それらを繋ぐものが、性であったとして、何の不思議があろう。そして、うぶな人格が、性を隠蔽する者とそれに傷つきながらも必死に生きる者の間で歪むとしたら。 こんな設定で展開される舞台だったが、荒い所や場面転換の未熟などの欠点を抱えつつ、きらりと光る科白も混じる。好感を持ったのは、役者たちが一所懸命なことである。内容の陰惨も、必死の役者たちに救われて爽やかさすら感じさせた。
0
2012/06/09 01:39
このページのQRコードです。
拡大