Fragments 公演情報 津田記念日「Fragments」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    なかなか楽しめた!
    個人的には、なかなか楽しめた!
    今公演は5短編である。
    舞台美術はシンプルながらも、工夫がある。
    上演時間1時間45分。

    ネタバレBOX

    <脚本>
    富士原直也さんの作品は、津田記念日の「Every day」があまりにも秀逸で
    印象に残っている。
    今回は短編集であったが、個人的には「Every day」のような長編の方が
    好みであった。
    短編だと、テーマによっては、上っ面な印象になってしまった。
    「群盲と像」「Wristcutting/CyyBaby」の長編を観てみたいな。
    「煙になる」も、津田記念日に合っていそうなので捨てがたい(笑)。

    <演出>
    個人的に、実直な、優しい雰囲気の感じの津田拓哉さんの演出は好み。
    今回も健在。

    <役者陣>
    初見の牛水里美さんがとても印象的であったが、皆さん好演されていた。
    野中さやかさんのWristcutting/CyyBabyの「イラッ」とさせる感じも良かった。

    <舞台美術>
    対面式の舞台であった。
    舞台上はシンプルな作りで机、箱のみで構成される。
    各短編が終了すると、恒例?の役者陣によるセット作り。
    個人的には、この時間、結構好きである(笑)。

    <あらすじ>
    【鯨の爆発】
    海からうちあげられた鯨が亡くなる前後、
    その近くの喫茶店を舞台にした作品。
    死体の処理をめぐる話。短時間の印象。

    【おとなになりました】
    ボーリングと犬好きの中年独身男性の話。
    ボーリング場を舞台にした作品。短時間の印象。
    なんとなく木村賢さんがコミカルでニヤリとしてしまった(笑)。

    【煙になる】
    友人(女)の葬式に出席する男女。火葬場の一室を舞台にした作品。
    男性は、亡くなった女性に好意を持っていた。
    女性は霊感が強く、亡くなった女性が見え、会話できる。
    ありきたりな感じもするが、好きな設定。

    【Wristcutting/CyyBaby】
    精神的に不安定でリストカットを繰り返してしまう女性を描いた作品。
    ラブホテルで一夜を共にしただけの男女の関係のようだが、
    男性の優しさを感じた。みていて痛々しかった。。

    【群盲と象】
    原発をテーマにした作品。廃棄物処理施設が舞台
    内容は理解はできるが、共感できない点が多い感じがした。
    ただ一番の長編で見どころは多い。

    <その他>
    ・受付の対応がとても良かった。
    ・タバコの演出があったが、私が観劇した回では公演後に説明があった。
     気にする人は座席決めにも関係するので、入場時に説明した方が
    良いと思う。

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    2012/05/19 09:35

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