期待度♪♪♪♪
難解な本作品をどう演じるのか
2010年に筧の演じた本作品を初めて観たが、実に難解な作品であった。北区の解散時にこの作品を演じるのは早過ぎると敢えて避けた理由がよくわかる。昨年は、他の二つの劇団で本作品を観る機会があったが、正直なところ小説を読んで得られた以上の感動を得ることはできなかった。今回本家本元のAKTstageが旗揚げ公演としてこれを演じるのは、当然それなりの自信と勝算があってのことだろう。昨年秋のロンゲストスプリングでその持てる力を見せつけた杉山圭一が犬子を、また先日の七夕祭りで安定した演技を見せてくれた船越ミユキが百合子を演じるものと思われるが、最古参の武田の演出と共に大いに期待するところである。ファンクラブ優先予約にて最前列は確保した。原作をもう一度読んで予習して、心して参戦したい。