お薦め演劇・ミュージカルのクチコミは、CoRich舞台芸術!
Toggle navigation
地域選択
ログイン
会員登録
全国
北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
海外
管理メニュー
団体WEBサイト管理
顧客管理
バナー広告お申込み
バナー広告お申込み
Toggle navigation
menu
公演検索
HOME
公演
検索
ランキング
チケプレ
掲示板
Myページ
団体・公演・劇場登録
団体WEBサイト管理
チケット管理システム
CoRichチケット!
チケット管理システム
CoRichチケット!顧客管理
HOME
公演
深海のカンパネルラ
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
空想組曲「
深海のカンパネルラ
」の観てきた!クチコミとコメント
前のページに戻る
unicorn(1870)
満足度
★★★
こわい話
前半の方が面白く感じた。「銀河鉄道の夜」は未読。
ネタバレBOX
学生のりく(多田直人)の友人・けんじ(篤海)が溺死し、りくはショックで精神異常をきたし、けんじからもらった小説「銀河鉄道の夜」の世界へ、自身やけんじの存在を妄想するようになる。りくの妄想は、現実の記憶とは離れ、けんじの存在も見失いかけるが、先生・宮沢賢治(中田顕史郎)の話などから、記憶のけんじを呼び戻し、その死の悲しみを乗り越える。
序盤から、不穏な空気がつきまとう感覚。徐々に、りくの異常な精神状態や過去の友人関係などが明らかになるほど、空気がさらに濃く深くなる。ひみか(川田希)の姉としての心配とか、みかげ(渡邊とかげ)の告白とか、たくみ(二瓶拓也)との決別とかのからみも、話を引き立てまくる。特に、いじめっ子の柴実(石黒圭一郎)は、その嫌な感じがウマい。けんじ死亡の原因というからませ方と、ひみかに土下座されてりくに会いにくる(本人も本当は来たかったのか)ってのも、物語にいい感じに作用してた。
基本暗い話の中で、魚心先生ほかを演じた(小玉久仁子)のパンチの利いたキャラがほっとさせる。しかも、ただ笑わせるだけでなく、スーパーのパートのおばちゃんとして、アドバイスし、りくの固くなった心を緩める。ひとのことはわからないとかね。まあ、単純に、魚座の女王は面白かった。
終盤、けんじの死を受け入れたりくの心が開かれるように、舞台の可動セットも動き、開放感のある舞台面に。そこで交わされる、在りし日の友情。りくとけんじはそれぞれの世界へ足を進めてエンド。ただ、前半の(個人的な)盛り上がりに比して、グッとこなかったなと感じた。決して悪くないんだけど。
こわい話。理不尽な悲劇を受け止めざるを得ない時、どうそれを乗り越えるのか。その時そばに誰かいることの大切さ。そばに何人もいてくれたりくは、「上等」なんだと思った。
「死に意味をもたせる自分」ってセリフが気に入った。
0
2012/04/21 23:40
0
0
前のページに戻る
バナー広告お申込み
このページのQRコードです。
拡大
×
このページのQRコード