時代劇「椿版・どん底」 公演情報 椿組「時代劇「椿版・どん底」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ド迫力!
    超弩級の迫力!

    江戸時代の日本に置き換えたところが成功の鍵でした。…、

    ネタバレBOX

    役者さんの言動がリアルで迫力がありました。

    あんな木賃宿というか、ドヤというか、本当に江戸時代にあったかどうかは知りませんが、江戸時代に置き換えたことで、どん底の生活が生き生きと伝わってきました。

    原作に忠実ですが、唯一ダッタン人は当時日本にいるはずもなく、だったんさんとして宿泊していました。しかし、ロシア人にとってのダッタン人と同じように、日本人にとってのちょっと変わった信仰ポーズを取るだったんさんとして上手く処理できていて感心しました。

    客席天井に木組みがされていたり、客席の壁にもこもが掛かっていたりして雰囲気があり、前方の座布団席に座ると特にどん底にいるように感じられました。

    ところで、先日テレビで横浜寿町のリポートをやっていました。何十年も住みついている人、借金取りから逃げている人、ほとぼりが冷めるまでしばらく隠れている人など色々いました。一億皆中流時代の日本では江戸時代のああいった風景がどん底なのでしょうが、今の日本だったら今の人間に置き換えることも可能ではないかと思ってしまいました。

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    2012/04/19 11:41

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