満足度★★★★★
心底笑い、こみあげる感動。キャラクターの幅・深さともA級のおどろき☆彡
もうすこしサスペンスアップ、デッドヒートがあったほうがいい。管理人と愛人たちのことをもっと描いてほしい。全体にアッサリ感がして、アレ?と思うことがありました。それぞれの住人の人生が表面的にながれて群像劇だろう、しかたないといえばそれまで。しかし、少年のカリスマ性、神秘がほしかった。ネタばらしが早すぎる。山田ジャパンのお客さんは演劇なれしていない観客が50%です。という意味では映画、ドラマ的な結着も必要です。群像劇だけでは感動できない、というだろう。劇伴奏は秀逸で、一人さんの腕はいい。特筆はキャラクターの造形。17人の個性がすばらしい。妻から逃げて男3人で暮らすリーダーなどの善人の明るさも明るいだけで終わってるのは実にもったいない。この演出家のキャラクター造形力・センスは若手ナンバーワンだろう。いとうあさこすこし太めだ、どうした?いとうの芝居は良い、内面の表現が感じられる。