満足度★★★★★
切れ味よいです。『静かに殺したい』は所有と剥奪による制裁を、『異性人』は依存を経て共存と調和に至るまでの駆け引きをややこしい人間関係と愛情の対立を軸に表現していた。両作品ともアガリスクの持ち味であるエッジの利いた作演と緻密に構成された舞台空間に死闘を繰り広げる役者陣営の泥臭さが加わり増々最強に。特に『静かに殺したい』に出演した捨て身でタックルする後藤彗と、軽やかに立ち回る斉藤コータの存在がやばかった。『異性人』は、ラストがうつくしい。
ネタバレBOX
0
2012/03/19 00:15
このページのQRコードです。
拡大