満足度★★★★★
どうしたらいいのかわからないから狂ったように咲いている
学校でのいじめ、家庭内暴力を振るう子供に向き合う家族をテーマにした演劇である。
祖母役を演じた加藤久美の迫真の演技に、客席の僕たちは圧倒されました。
劇中で、客席からすすり泣く声がよく聞えました。閑話休題のおじいさんとおばあさんの語らいのシーンでほのぼのとしていても、ストーリー全体がシリアスであるため、笑い声を押し殺してしまいました。
母親役の菅田華絵さんが第3幕あたりから目頭がうるうると赤くなっていて、今にも泣き出しそうでした。エンディングでは口がプルプルと振るえ、瞳から涙が溢れ出していました。
演者の皆さんの感情がキャラクターに入り込んでいます。客席の僕たちも一緒にもらい泣きしてしまいました。