クロイツェル・ソナタ 公演情報 丸顔「クロイツェル・ソナタ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    二人によるお芝居
    そして、大半が一人によるお芝居でした。

    ネタバレBOX

    明治時代に国際結婚をした光子と、反ナチスで多様性を認める汎ヨーロッパを主張する息子リックの半生記。

    母光子と息子リックだけが舞台上に登場し、その他の人物はそこにいると想定する手法。一方を思い出す際に離れた位置にもう一方が立っているというシーンはありましたが、それぞれに生活があるので二人が会話するのは、社交界でリックが女優イーダと出会うシーンと、リックが国外脱出を前にして光子に会いに来るシーンぐらいのものでした。

    リックとリヒャルト、愛称だと分かっていながら、あれっ別人だっけかなと思ってみたり、やっぱり同じ人だよなと思い直してみたりしました。光子の台詞に長男の話と次男の話があって、そこにいる男優がどちらなのか混乱してしまってからしばらく続きました。一人一役ということを再認識してからは得心しましたが、それまでは光子はともかくそのような決め事があるとは知る由もありません。

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    2012/03/16 11:10

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