満足度★★★★★
アニメーション編 感想
かなりの台詞量であった。
アフレコ。
つまり声優さんのテリトリー。
様々な業界用語、業界仕様、そしてその細かな決め事。
それらを観客に納得させられるものを台詞で提示しながら、話を展開させていく。
ローリング。
基本、
個性が際立つおかしな人物達だけが乱立し、
誰もが自分を、自分を押し通そうとする。
それゆえに転び、ほつれ、しっちゃかめっちゃかになるワンシチュエーションコメディ。
今回の主役は、あのバンタムクラスステージの短編集にて好演されていた、小沢和之さんが出られているので観させて頂いた。
いやぁびっくりした。
バンタムで演技されていた小沢さんとは真逆な小沢さんがそこに居たからだ。(笑)
走る、叫ぶ、ちょける!
観た事のない、『動』 の小沢さん!
素晴らしい。
あれだけさ叫んだら声がトンでも仕方がないのだが、それでも声が届く。
いいな。
また他の演者たちも達者な方ばかりであり、
色んなことに対応出来るスキルを持っているのも素晴らしい。
あれだけの大人数が大挙してやって来て、6日間の公演を行う。
凄い力である。
馬力がある。
嗚呼、
とにかくどのキャラも立っている。
これは脚本の妙もあるのだが、それをちゃんと演じられる役者陣が素晴らしい。
宇田川さんの荒くれっぽいのも素敵だし、
藤堂さんの初々しさがたまらんし、茶風林さんの存在感が圧倒的だし、樋口靖洋さんも必死で可愛いし、小川大悟さんのきりりとした存在感もおもろおかしー、栗生みな さんの途中から小沢さんをフォローする姿が輝いているのは栗生さんの素直さだろう。
椎名亜音.さんの突っ込み芸は秀逸だし、妹尾伸一さんがケンコバに見えて仕方が無かったし(すみません!褒めてます!)、矢口愛奈さんは髪型で見せつつ とにかく言葉が綺麗に届くし、手塚美南子さんの原作者のウザさ100%が素晴らしいし、嘉陽愛子さんの凛!とした演技には目を奪われるし、.松田信行さんのラクダっぷりは秀逸だったし、.しまさきまちこ さんの荒くれアラフォーっぷりがいいし、川田恵三さんの金切り声は爪跡を残すし、寺島拓篤(声の出演)さんのイケメン声はかなりそれっぽかった!