トミ子の足 公演情報 開座「トミ子の足」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題313(12-066)
    19:30の回。久しぶりのアトリエ公演です...万有引力の七生さんが出演された「お照さん」は8月なのでおよそ半年ぶり。19:00会場着、受付。先日の「奴婢訓」でチケットを手配していただいたのであらためてお礼をします。今夜は手前が舞台で、奥に座席が用意されています。台に座布団、座って眺めると天井やら壁には半紙に書かれた文字、各国の都市名や、必要、不在、仏頂面、美、引力、艶...などの文字、かかっている音楽は女性の物憂げなボーカル曲。座席両サイドにはカメラマン、お隣は外国の方、入口のほうをみると、亀、「寺山修二著作集(クインテッセンス出版)」。畳3畳ほどの絵...女性2人の裸体画、後ろ姿ですが首から上がみえません...描かれていないのか黒髪に隠れているから見えないのか。

    さて、谷崎潤一郎、「富美子の足」を検索してみると映画のものがたくさん出てきます。谷崎は読んだことがありません...「源氏物語」なら1-2巻を持っていますが、ちゃんと読んだことがないのです。
    19:36開演、一段と暗い照明、衣装が黒なので輪郭が薄れ、闇に半分溶け込んでいるように見えます。20:42終演。

    ネタバレBOX

    夜空、遠くの星をながめると、瞬きながらもハッキリ見えるものがあり、ぼやけているけど何とか見えるものもある。お芝居やダンス・舞踏でも同じように感じます。最近「宇宙のダークエネルギー」「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」を続けて読んだせいか(どちらも読みやすいです)、遠い、遠くにあってもそこにあるもの(あったもの…届く光は何億年前のものなので、「今」をみているのではないのですね)、そんなものを想像します。開座の舞踏でも、みていながら、ずっと昔のこと、ずっと先のこと、あるということではなく、ないということでもない、そんな心境になります。

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    2012/03/07 00:17

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