オードブル(再編集版)
いろいろ盛りだくさんで現代的なプロデュース公演はこうでなくてはいけない。
役者さんはレベルが高くて、個々がパスやらシュートやら出来る方ばかりで安心しつつ観れる。
お客さんは足を運びやすいんだろうな。
さて、本編について。
都合ありましてBしか見れなかったんですが、相変わらずの「言葉の攻撃力」が好感触。というか、パンフとかサイトとかでイントロ出してるのだけれども、Jリーガーの息子が「シュート」って本当にリアルでムカついてよかった。そういう現代性を舞台上に上げるのってとってもパンキッシュだと思うし、それを始まる前から、自宅とか開演前の客席で開示できる「強さ」みたいのを感じた。
「5分だけあげる」とか読みようによっちゃすごいかわいいタイトルなのに、小学生がセックスの話してたり、同じレベルで大人がお金絡めて話してたり、「ポークだめだ」つってマックポーク食わなかったり、我が道を行く、じゃない、わがままな現代人に対する警鐘なのかもこれは(笑)。
「そうじゃないでしょ?だまされんなよ。本質見ようぜ」ってメッセージ。
あひるなんちゃらの根津さんの空虚感というか、ほんとリアルでキャスティングずるいなと思ったのでした。彼は「本質」が見えてたに違いない。