Speak of the Devil LOVE STORY 公演情報 劇団S.W.A.T!「Speak of the Devil LOVE STORY」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    リアルに感じたファンタジー
     狭い客席に座って間近に役者を見ているためか、現実世界を忘れて、しばし舞台の世界の住人となって、舞台の上で繰り広げられるファンタジーが、現実感のあるものとして受け止められました。
     主役の瀧下涼演じる「ジャンゴ」も、富士原新演じる「シンゴ」も、本当に人間でない何者かのように見えました。
     現実感が少し足りないと思ったのは、滝佳保子演じる名曲喫茶の店主「カホコ」。亡くした夫への愛も、「ジャンゴ」への愛も、いまひとつ伝わってきませんでした。そして、最後にシミズ(清水浩智)と結婚してしまうに至っては、説得力が無かったのですが……。
     とにもかくにも、今回の公演は、雑念を抱くことなく集中して見ることができました。それだけ迫真的だったのかと思います。
     芝居冒頭の、傘を差した人の群れの中にカホコが消えていくシーンは、映画的で印象的でした。

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    2008/01/19 12:43

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