満足度★★★★
不条理?条理?ベケットのゴドーを待ちながらや安部公房の不条理演劇は始まりから不条理だが、作・演出の田川啓介は、何故そのような状況に陥ってしまうのか?という展開から始まっていく。所謂、条理に不が乗っかる瞬間から始まり、そして不条理に落とし込んで行くのである。そして観客は終演後、己自身のある事に気がついてしまうのである・・・・・。 不条理演劇をここまで追求している劇作家、現代には皆無に等しい。 お勧めとは言わないが、好きな人にはたまらん! このような舞台を若い観客で埋め尽くされていたのが、非常に嬉しい事だった。
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2012/02/17 09:02
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