満足度★★★★★
ひとりだけれど、ひとりじゃないうるう年のこの年に、ずっとあたためていたというこの演目をやるという、このにくらしさ。小林賢太郎さんの描く世界は、綿密なユーモアと、少しばかり屈折した視点でできているように思う。それがひどく人間くさくて、とてもいとおしかった。この舞台好き?と、聞かれたら、誰かと一緒に、もう一度観たいくらいって答えると思う。ひとりだけれど、ひとりじゃない。外に出て、涙が乾いて、ちょっぴり頬がつっぱったけれど、それが無性に温かかったです。チェロの音が心地よくて、長く耳に残りました。
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2012/02/13 14:24
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