期待度♪♪♪
SFとミュージカル
市民劇場がSF作品を招聘するのは珍しいが、音楽座だから、ミュージカルだから、という理由であって、特にSFを意識したわけではないのだろう。原作・筒井広志(筒井康隆とは無関係)『アルファ・ケンタウリの客』はもはや古典と言ってよいが、音楽座もよくこの作品に着目したものだ。
正直なところ、壮大なホラ話でも根底はリアルであるSFと、スタイルそのものがファンタジーであるミュージカルとがうまく「合う」のかどうか、不安はあるのだが、再演を重ねている定評のある舞台であるということで、期待したいと思う。