futurama 公演情報 二番目の庭「futurama」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    全て観たかったが
    最初にこの公演を知ったとき、興味をひいたのは編集者・ライターの大堀さんが出演されることだった。どのような“演技”をされるのか?おおいに気になった。
    始まってみれば、“ああ、なるほど”な形での出演ではあったが、インタビュアーとしての経験が活かされ、適役だったように思う。
    この回の出演は大堀さん、穴迫さん、吉本さんの3名。

    ネタバレBOX

    穴迫さんの答えからは、彼が創る舞台の背景が垣間見えたし、野望的なものも伺えて、とても楽しめた。吉本さんの答えから、演劇から離れようとしたときに、二番目の庭に所属することになったことが聞かれ、その理由は極めて単純ではあったが、あらゆる物事を始めるのはそういうことなんだろうなと改めて感じた。また途中、答えるのにやや時間がかかった場面では彼女が泣き出してしまうんじゃないかと思えるような緊張感があった。やや残念であったのは(最後方の席にいたこともあるが)彼女の声が小さく、聞き取りづらい部分があったことか。作品の性質上、演出上仕方ないことではあるが。
    最後に数時間前(?)の映像の大堀さんと現在の生身の大堀さんが対面し、質問に答えていく。「お金は人生で何番目に大切か?」生身の彼女は4番目と答え、映像はやや遅れて5番目と答える。徒然草の冒頭部分を思い出す。
    「思考するインスタレーション」を謳ったこの公演、はたしてその通り様々なことを考える時間、機会となった。
    惜しむらくはラストにもう一捻りが欲しかったかな、ということか。
    できることならば全ての回を観たいと思った公演だった。それぞれの出演者から発せられる答えからは、さらに自分への問いかけが広がって行っただろう。
    開演前にもらうチラシの束の中に封筒があり、それには終演後に開封してくださいとある。帰宅後、開封。中身はアンケート。そこには問いかけが1つ。「あなたにとって『希望』とは何ですか?」2012年1月にこの作品に出会えたことは自分にとってとても意義のあることのように思える。

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    2012/01/25 08:13

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