世界は乱雑で、想いはそうそう成就しない。
現実世界でのそれを雰囲気で語る。そんなイメージを受ける作風でした。なるほど。前評判にあった好き嫌いが分かれそうというのも納得。筋道が一本通っているというよりは、1つの世界観を構成させる為に様々な角度から細切れに抽出されている感じだったでしょうか。演出の方が多数の小劇場演劇から影響を受けている様に感じました。
上演寸前に着いたのもあって客席はかなり埋まった状態。私は連れの他二人と共に補助席に座る事に。しかし終演後に連れが言うには、「常設席にいくつか空きがあった」との事。空いて見えると勿体無いので、客席係の方が声を掛けて詰めて座らせてもよかったかもしれません。