満足度★★★★
衝撃
迷走気味だった近作、再演を経て劇団自身のカラーを見つけられた気がします。
どうしようもない状況に陥ってもがく一般人たち。と言うコンセプトのもと、大きくなったキャパを有効に使った装置。
相変わらずハイテンションな役者陣に、やけに演技派の永野さん。
この作品は中盤以降からが俄然盛り上がります。
中盤のある出来事を受け入れられるかどうかによって、この劇団の好き嫌いが分かれると思います。
僕は前者でした。もう、なんだか楽しくて始終にんまり。
次回作は少し間をおいて東京公演は8月と言うことで、年1回公演かと心配してしまいますが、劇団の過渡期においてこんなにもステキな作品を送り出してくれた作・演出の上田誠さんに素直に拍手を送りたいです。