満足度★★★★★
年末はカオス
中野駅からぶらっと北上し、
ブロードウェーで何故かクリスチャン・ボルタンスキの作品集を見つけて
でかい本をぶら下げながらウェストエンドへ、なんていうと・・
なんだか中野って凄く国際的?
みたいな錯覚をするのは、自分だけ?
そして地下の小さいコンクリート打ちっぱなしの劇場に入ると、
ローマ時代の「遊女の対話」(ルキアノス著)か鳩山郁子か、というような
古代の衣装を現代版デザインエスタ風にアレンジしたような服とか男装で繰り広げられる
堂々めぐりの会話、現代アートへの風刺、はたまた飛んでビッグ・バン(宇宙)
途中さくっと、ズラ一家のおばぁちゃんの仏壇が超合金の基地になるくだりが
ループしていく感じといい(言葉で説明するだけでは意味不明です、スミマセン
ひとつひとつのパーツの意味は凄く良く分かる(苦笑)が、
それらがつながっていくと完全に意味不明のカオスの坩堝になっているあたり、
なかなかに素敵感が満載で、面白ブースターが2,3個付いている心地(笑
現代アートが病気かどうかは分からんけど(苦笑
例えば、戦争が無かったら、ボルタンスキみたいな圧倒的なパワーを持った
ダークなイマジネーションは生まれたんだろうかとか
足元の本をちらと見て思ったり。
ブロードウェーから歩いてすぐの劇場でこんな素敵なカオスシアターが上演されているのは、なかなかに中野っぽくていいんじゃないんでしょうか。
・・と、言いながらこれからヨシロオを観に中野のあくとれへ。
年末は中野の時代? 年の締めくくりは、やっぱカオスでしょ!
↑というか、イブという認識はあまりない(苦笑